な、なんだか気づいたらこんなにここを放置していたのですね…。
お久しぶりです。手代木です。もうすぐで一年経ってしまうのですね。
皆様お元気でしたでしょうか。私は結構へとへとです(笑)。
そしてついに始動致しました!
2011年2月23日から
『聖闘士星矢THE LOST CANVAS 冥王神話』 第二章 発売です!!
相変わらず声優陣も豪華豪華です。また色々特典で書下ろしなどもしていくので、どうか黄金聖闘士、第一章と合わせてコンプリなんてして貰えると、照れくさくも嬉しいです!
それと今回、二期では、色々原作ではなかったシーンも追加でシナリオ参加させて貰いました!
そんなところも注目してくださると嬉しいです。
そんなこんなで先日は声優さんらと顔を合わせて、まぁ…色々録ってきたりなどしてたわけですが…;;
去年もラジオやテレビに出させていただいて…、えぇと、自分、こういうとこで発言しちゃいけない人だと、毎回痛感しながら、でもとにかく頑張って参りました。慣れていきたいですね…。そしてもっとこの根暗っぷりを出さない話術が欲しいです。ホント 切に。
それとこちらもよろしくお願いいたします。先日12月8日に
単行本『聖闘士星矢THE LOST CANVAS冥王神話』22巻も、
車田先生の『聖闘士星矢 NEXT DEIMENNSION 冥王神話』3巻
と共に同時発売されました!
こちらもどうぞ手にとって頂けると嬉しいです。
実は今、最後の一人を除いて、分解装着図がネタ切れを起こしてまして(最後の一人はもう、原稿としてはあるのですが…)、ちょっとしたおまけのページを今回付けてみました。手紙での要望も多かったので…、よ、喜んで頂けていたらいいなぁ。
今は原作の方もクライマックスへ向かっています。
連載当初はアニメがこうして二期までいくほど制作して貰えるとは思っていなかったし、こんなに悩んだり泣いたり、夢みたいなことが起こったりする日々はなかったです。
一巻の頃子供っぽかった3人が懐かしいです。
どうぞ、最後まで見守って頂けると、本当に嬉しいです。頑張ります!
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それと、こうしたアニメ化のタイミングや、長い間ここを放置していた私が、急にこんな事を言い出すのもどうかと、かなり悩んだのですが…この場で少しでも、ここを訪れてくださった皆さんに、何かしら伝えられればと思い拙いですが、お付き合い下さると嬉しいです。
『青少年育成条例』についてです。
事は急を要します。
この法案が通れば、大半の漫画やアニメが淘汰されることになりかねません。
14日正午までに陳情書を東京都議会、または各議員さんへこの法案に反対のメールを送っていただければと思います。
詳しくはこちらのサイトなどを参考にして頂くと良いと思います。
http://www15.atpages.jp/~kageyanma/hiji/index.html(陳情書の書き方)
http://komorebi-note.com/blog/index.php?id=10121101(漫画で分かる陳情書の書き方)
http://mitb.bufsiz.jp/#addresses(議員さんたちのアドレスやサイト)
この法案が通れば、今まで横にあった好きな作品、自分が描きたくて暖めてたもの、趣味や夢が制限され、または罰の対象になり、否定されます。
あと数日、ちょっと頑張ろう。
議員さんへのメールでもいいから。好きなものを守るために揺さぶりかける事が、今は大事です。
勿論、漫画好き以外のクリエイティブな活動をしてる方、身内にそんな夢を持ってる人がいる方。きっと国民の大半。 このままじゃ東京都だけの話じゃなくなってしまうかもしれないから。
経済的に見ても、漫画やアニメは産業としてかなりもう大きなものになっています。正直、この『青少年育成条例』が通ったら、文化的にも経済的にも、日本はきっと傾いてしまう。若者 国民の心もね。
これは恐らくはオタクだけの問題じゃない。
尖閣問題で、中国になめられ、弱気でいるしかなかったみたいに、このままいけば、若者はじめ、国民から言論の表現や 発言、主張の力を大きく削がれる事になる気がしてなりません。
ここからは私的なことですが…
私は最近まで迷うこともありましたが、やっとまた漫画をずっと描いていきたいと思えるとこに戻れました。
今描いてるLCはエロは少ないにしても暴力表現が沢山出てきます。腕もとれるし、人も沢山死ぬ。
それが凄く辛い時期もありましたが、でも私は暴力や死を伝えたいわけじゃなかった。
クリーンなものだけじゃクリーンなものは結局描けない。隠すと説得力は弱まるから。キャラが痛いから、痛みが伝わる。そこから這い上がるからキャラが生きてることが伝わる。それが読者に前向きな勇気とか、希望とか、熱として伝わればいいと思って描いてる。 これもまた今回の議員さんへのメールを描いてる途中に気づいてしまった事だけど。
こんなふうにダーティなものに抗って、表現に説得力が出して人を感動させる作品が書店にならぶ大半なんじゃないかな。
そして、そうやって、キャラと一緒に抗う作家さん達が作品に傾けてる気力は並大抵のものじゃないはず。
勿論、規制はある程度必要だと思うよ。疑問がある漫画は沢山ある。
だけど 今回の法案みたいなざっぱな犯罪やエロのくくりで、それら淘汰されていくのは我慢がなりません。
表現者にとって、そのジャンルは、主張するための武器なんだと私は思います。 例えば 戦争や平和を訴えるための、恋愛の切なさを訴えるための 人の心の闇や 命 情感の果てしなさを伝えるための。
それの根本を折られちゃ、何も発信できない。
私や担当は、子供らを駄目にしようと漫画作ってるわけじゃありません。楽しませたい 伝えたい キャラの生きざまに共感して貰いたいと、 打ち合わせの度に話してます。
そして 睡眠時間削って、へとへとになって、将来漫画家になる夢があるアシスタント達、皆で描いてる。
それを石原さんの言うように卑しいとは思わないし、社会の底辺のように、この法案で縛られるような覚えもない。 皆、発展しようとしてる。
それをざっぱに規制することは 本当に良い方向に未来を広げるのかな?
私は青少年育成条例 反対です。 どうか、ご協力お願いいたします。
えぇと、自分、凄くホントに馬鹿なので、見当違いのことを言っていたり、アニメのテンションを下げてしまっているんじゃないかとか、とにかくこの記事を載せることはかなりドキドキするのですが…
私のこの文章に共感とかはどうでもいいです。ただ、自分の好きなもの、これからやりたい表現のために、ここを見て行動に移してくれる方が一人でも増えれば幸いです。
久々だけど凄く長くなってしまった。
読みづらいとは思います。ここまで読んで下さった方、有難うございます。
それでは失礼いたします。
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漫画描き手代木史織のブログ。
現在別冊少年チャンピオンにて『聖闘士星矢THE LOST CANVAS 冥王神話 外伝』連載中。
こちらは主にお知らせや長文などの書き込み場です。
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