また随分あいてしまい、申し訳ありません。手代木です。
前回の更新の後、随分沢山の方がこの日記に訪問してらしたようで、後で物凄くびっくりしてしまいました…;;
アニメのロスキャンさんがツイッターで呟いてくださったのですね…。有難うございました;
今週号のチャンピオンを買ってくださった方ならもうご存知だとは思いますが、来週で、チャンピオンよりちょっとだけお別れとなります。前回の日記からは最終回と、最終巻の原稿を書き上げ、それからちょっと、放置していたこのサイトもちょっとだけイジってみました。
ここで何か言いたいな、と思いながらも、何から言えば良いのか…などと考えているうちに変に時間が経ってしまいました。
ちょっとずつ。 かな。
でもそんなに言いたいこともないのかもしれない;
まずは、まだ早いのかもしれませんが、応援してくださった方々、本当に有難うございます。
2006年の夏、ひょっこり出てきた無名の訳分からん少女漫画作家を、ここまで支えて、こうして作品の完結まで導いてくださったのは、やっぱり読者の皆さんです。
最終回間際に来て、大きな出来事もあり、内容も内容だったので、随分考えることばかり多かった気もしますが…、でもまず、一番強く思った事を言うのであれば…。
私がこうやって、漫画を描く感性を育ててくれたのは、やっぱり松島の海だったり(ニュースにもなったようですが、私の地元の松島は、沢山の島々に守られ、沿岸の町の中では奇跡のように被害が少なかったようです。)、仙台での学生時代と友人達、石巻の河開きや商店街、アトリエコパン、マンガの森、家族旅行で白鳥を見に行った気仙沼だったんだなって事でした。
それらで形成された私が描いたロストキャンバスを、応援してくださってる皆さんが単行本やアニメを買っていただいて、そのお金で、私はこうやって、義援金を出しているんだって思うと…なんだか凄く不思議だったし、本当に本当に有難いなって、思いました。
そんな方々が今や世界中にいて下さっていて、そんな聖闘士星矢という作品のグローバルさにも、その作品を描かせて頂いている事も、なんだか全部、奇跡みたいだなと…この連載前は連載貧乏でアイフルで借金していた私は強く思ったわけです(笑)。
この繋がりの中継地点に自分はいて(勿論皆も)。だから自分はここで頑張っていかないとなと、そんな風に思いました。
本当にこの作品を描かせて頂いて良かったです。
何だか凄く、濃密な時間でした。
キャラクターも、一緒に戦ってくれたアシスタントさんも大好きです。
読者の皆さんも、車田正美先生も、ずっと大好きです。
とにかく聖闘士星矢が子供の頃から、馬鹿みたいに好きです(笑)。
なにより車田先生に、サイン会に並んでただけの1ファンの私を見つけてくれたこと、こちらがまったくサボっていたのに;;日記でロスキャンの上映会のことを触れてくださったり、メールで急にLCの歌詞を書いてみたと言って下さった時は、思わず「ぎゃあああーーーー!!!?」とか言いながら椅子蹴って腰を浮かすぐらい嬉しかったです。私は、本当に果報者です。
皆様本当にロストキャンバスを読んでくださって、応援して下さって有難うございました!!
それとサイトでもバナーを追加しましたが、義援金募集の同人誌に参加させて頂く事になりました。
このキャラクターは、以前エニックスでの読み切りで描かせて頂いた子なのですが、ロスキャンの作業中に仙台の友達が、地震で荒れた部屋を片付けている途中にメールで、「こんなの出てきた」って、その時のGファンタジーの写メを送って来てくれたのが、なんだかとても嬉しかったので…。
その時も、仙台にいる相馬市のロスキャン好きな方のメールを転送してくれたり、逆に凄く、こっちが励まされてしまったので; あえて昔のキャラを書き下ろさせて頂きました。名前は皐月ちゃんです。
それと、震災からずっと、気になっていた、石巻の、毎週葉書を書いてくださっていた方の安否も今日確認できて…いつも通りの明るい葉書でしたが…本当に今大変な時だと思います。無事で本当に安心致しました。
葉書、ちゃんと届きましたからね。
今は原発のことで日本中不安な時だと思います。
福島の方々の事を、ニュースや、話しで聞くたびに、心が痛みます。
千葉も、仕事が終わってやっとテレビで液状化の現状を見て、本当にびっくりしました。
自分が出来る事は小さい事ばかりで、何だか…とても歯がゆいですが、何かは必ずし続けたいと思っています。
今回の事で、沢山の人の親切や励ましも感じられたので。
きっと、そういう繋がりの可能性って、本当に無限になれるものだって、そう思います。
まただらだらと書いてしまいました…;;
ではでは失礼致します。
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